さて、今日は季節柄(?)これからWEB制作関連の会社へ入社された新入(中途)社員となる方へ、先輩風を吹かしてみようと思います。こんなんでも、この業界に9年もいますからね…w
心得1) デザインの本質を掴む
WEB(ホームページ)と聞いて、まず思い浮かべるのが「WEBデザイン」ではないでしょうか。
WEBデザイン…といっても、その境界線がはっきりしていないのがこの業界。
商業(産業)デザインという「社会性」が重要視されるものから、ブログ等の「趣味範囲(自己満足)」としたものまで二面性を秘めているのがWEBデザインだと思います。とかく「ホームページを作る」というのは基本的に資格もいらなければ、すごく特殊な技術でもありません。「ちょっと勉強」すれば誰でも比較的簡単に作れ、公開することができます。市販されているWEB制作ソフトを使えばHTMLのタグを覚える必要もない程です。
では、「プロ」と「アマ」では何が違うのでしょうか?
例えば、このzipang web blogの様に「著者の趣味」で運営しているブログ。自分で言うのも何ですが、かなりコンテンツが決まっていません…汗。早い話「思いついたら書く程度」…基本的にはIT(WEB)業界全体に対しての自己の考えや技術レポート、サイトレビュー(紹介)が殆どですが、いまだボク自身何処に(何に)重点を置いた方がいいのか分かっていません。(オイオイw)
いや、ボク自身そもそもブログとはそういうモノと割り切っています。
そう、どういう内容で閲覧者に何を知ってもらいたいのか…『まとめきれていない状態』で、とにかく書き続けているという事です。「目的が無い」と言ってもよいでしょう。(ちとキツイかな?w)
ですが、企業WEBはそれではダメダメです。
この業界に入社したての社員にWEB制作を任せると(そんな事は滅多に無いですが…w)、殆どがいきなりデザインを作り出そうとしてしまいます。
「デザインする」というのは「絵を描く事」ではありません。
「デザインする」とは、「客観的で主観的」且つ、「社会性やトレンド」等からトータル的に「モノとしてのあるべき姿(本質)」を考え出すことです。
「絵を描く事」はWEBを完成させる為の「タスクの一つ」であり、それがメインの作業ではありません。
心得2) コミュニケーションは「能力」ではない
現代のWEB制作会社は、企画立案から実作業、公開(納品)まで一人で作り上げる事はまずないです。
テレビ業界の様に「プロデューサー」や「ディレクター」…特殊なところで言うとFlash技術者「フラッシャー」などと呼ばれる肩書きも存在します。
また、受注した案件を自社だけでは消化できない(技術力や人員、納期などが原因で)場合は、パートナー企業へ委託したりして協力しあいながら作り上げていく事例も少なくありません。
そのような案件の問題点として「他人へ意思疎通が出来ていない」事が多発する場合があります。
「言った、言っていない」「聞いた、聞いていない」…の稚拙な言い争いをして無駄な時間を費やし、余計に作業を遅延させる事もしばしば…。また、その間に挟まれたクリエイター達の制作モチベーションは下がる一方で、作業遅延に拍車をかける結果となってしまうこともあります。
「言われていないから」とか、「聞いていないから」という考え方で仕事をこなす人は残念ですがこの業界は向いていないでしょう。
プロデューサー、ディレクター、デザイナーという肩書きの「枠」を外して、その案件に従事している作業者全員が常に案件全体の進捗状況を把握し、他人と協力しあう心構えを持つだけで、稚拙な言い争いで無駄な時間を消費する事も少なくなります。
そう、コミュニケーションというのは『能力ではなく、人としてやれて当たり前』だと考えてください。
(仕事帰りに同僚と呑みに行くのもいいでしょうw ⇒ 「ノミニケーション」)
後記として
心得…として、先輩風を吹かしました。
まぁ、ボクはコンサルタントではないので、「大口」たたける程のモノではありません。w
ですが、9年この業界をやってきて身についた事の2つ(え?たった2つ?w)を心得としてご紹介しました。
生意気言ってスンマセンw